白熱電球

白熱電球は、ガラス製の電球内部に不活性ガスを充填し、その内部に発光体であるフィラメントを取り付けた構造になっています。経済産業省の方針により、一般照明用の白熱電球については2012年までに生産中止が進められましたが、不活性ガスとしてクリプトンを封入したクリプトン電球は、2026年現在でも販売されています。

700 nm以上の赤外線(近赤外線)の光量が高く、可視光だけでなく赤外線も多く放射していることが分かります。

下図は、クリプトン電球の照度の経時変化です。照度は電源投入直後からほぼ一定の値を示しましたが、そのばらつきはLEDランプに比べてかなり大きくなりました(LEDランプのCVが0.02%であるのに対し、クリプトン電球のCVは0.13%)。

クリプトン電球の照度のばらつきの主な原因として、電源電圧の変動が考えられます。白熱電球では、電源電圧が変動するとフィラメントの温度が変化し、それに伴って光出力も変化します。このため、電源電圧のわずかな変動が照度の変動として現れたと考えられます。



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