■ライトアナライザーの実測値(生データ)
ライトアナライザーLA-106は、350~800 nmの波長範囲における分光放射照度 (spectral irradiance)(mW/m²/nm)をまず最初に実測し、この生データに基づいて照度や光量子束密度を計算により求めます。なお、分光放射照度は放射照度を波長で微分した量であり、分光放射照度をEλ 、放射照度( irradiance)(W/m²)をE 、波長をλとすると、
と表されます。したがって、放射照度 は、分光放射照度 を波長 について積分することによって求められます。下図は、横軸を波長(nm)、縦軸を分光放射照度(mW/m²/nm)とした太陽光のスペクトルです。
■プランクの式
光子1個のエネルギーは、波長が決まれば計算によって求めることができます。これがプランクの式 E = hν(h はプランク定数、ν は光の振動数)です。なお、振動数 ν は光速 c と波長 λ を用いてν = c/λと表されるため、光子1個のエネルギーはE = hc/λと計算することができます。例えば、波長500 nmの光子1個のエネギーは以下のようにして約4×10-19 Jと求めることができます。
6.62607015×10-34Js×2.99792458×108 m/s÷(500×10-9 m) = 3.97289×10-19 J
プランク定数 h = 6.62607015×10-34 Js
光速 c = 2.99792458×108 m/s
波長500 nm = 500×10-9 m
■光量子束密度の計算方法
波長が決まれば、光子1個のエネルギーが決まります。そのため、測定された光のエネルギーを光子1個のエネルギーで割ることで、光子の個数を算出できます。
従って、ライトアナライザーが波長ごとに測定した分光放射照度(mW/m²/nm)を、その波長における光子1個のエネルギーで割ることで、各波長における1秒間・1㎡当たり・1nm当たりの光子数を求めることができます。なお、W = J/s(ワットは1秒当たりのジュール)です。
さらに、この値を400 nm~700 nmにわたって積分することにより、PPFD(μmol/m²/s)が得られます。計算方法の詳細は、ライトアナライザーに関するQ&Aを御参照ください。また、放射照度、光量子束密度、及び照度は、分光放射照度からエクセルにより計算することもできます。
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