紫外線を照射するブラックライト(Alonefire SV99, Shenzen ShiWng Technology Co. Ltd.)について調査しました。このブラックライトの光源にはUV LEDが使用されており、USB Type-C による充電が可能です。アマゾンでは980円で購入できます(2026年9月時点)。

●ブラックライトのスペクトル
商品説明では波長365 nmと記載されていますが、実測したピーク波長は371nmでした。
●ブラックライトの光量の経時変化
USB電源を接続せず、内蔵バッテリーのみで駆動した状態で、PFD-UV(350~400 nmの波長範囲における光量子束密度)を連続的に経時測定しました。その結果、50分以内にPFD-UVがほぼゼロになることが分かりました。
このため、内蔵バッテリーのみで駆動する状態では、長時間の照射実験には適していません。そこで、USBケーブルを接続して外部電源から給電しながら測定した結果を下図に示します。点灯後、光量が安定するまで約5分を要しますが、その後はPFD-UVがほぼ一定に維持されており、安定した紫外線照射が可能であることが分かりました。
ブラックライトは紫外線を放射するため、紫外線そのものを直接目で見ることはできません。しかし、市販のコピー用紙などに照射すると、紙が青白く光って見えます。これは、紙に含まれている「蛍光増白剤(蛍光剤)」が紫外線を吸収し、青~青紫色の光(蛍光)を放出するためです。市販の多くのペーパータオルには、食品や肌に触れることを考慮して蛍光剤(蛍光増白剤)は使用されていません。しかし、本当に蛍光剤が含まれていないかどうかは、ブラックライトを照射することで簡単に確認できます。
また、魚の食中毒の原因として知られている寄生虫「アニサキス」は、紫外線を照射すると蛍光を発するため、ブラックライトを利用して発見できる場合があります。

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